うさぎの食欲がない、元気がない、体勢を変えて苦しそうにしている。
もしかすると腸閉塞やうっ滞という病気の可能性があります。
そんなうっ滞や腸閉塞はプロのうさぎ専門医でも見分けることが困難です。
強制給餌は絶対にしないでください。腸閉塞だった場合には死亡します。
間違った情報で死亡・重症にさせてしまう前に適切な対応をしましょう。
まずは自分で対処しようとせずに、なるべく早く動物病院(うさぎに強い)へ連絡してください。
本記事では、うっ滞と腸閉塞についての知識を解説しています。
『仕事が忙しくて病院にいけない・動物病院に予約を取ろうと電話をしたが予約が埋まってしまった、と言われたしとりあえず数日様子を見るか、、、それで回復していなかったらまた動物病院に電話をしよう』
というように後回しにすると手遅れになってしまいます。
うっ滞・胃拡張と言ってもどんな症状なの?胃拡張のような症状で心配になったけど動物病院に行くまでの重大な病気なのかな?と、どうすれば良いかわからないと悩んでいるあなたがこれから取るべき行動をこれから解説していきます。
はじめに
私は7年間うさぎを飼っています。この7年間で何度も、うさぎ特有の病気で通院や入院を経験しました。動物病院の院長さんからは『あと数日、回復しなければ危ないかもしれない』と診断され絶望した事もありましたが、今では乗り越えてとても元気に暮らしています。
この経験を同じ悩みや不安を抱えている方に向けてブログに書く事で、読者の役に立てるんじゃないかと思い発信をしています。
飼っているうさぎが突然元気がなくなって心配な方、このブログを読んで早急に助けてあげてください。
✔︎本記事の内容
- うさぎの元気がない、どうしようと悩んでいる方へ
- 胃拡張についての体験談から早急に対処することの重要性を理解しよう
- 胃拡張とうっ滞の違いを解説
- 胃拡張だった場合と毛球症だった場合の対処方法の違い、対応を間違えると危険な理由。
- 最後に
うさぎが元気ない、どうしようと悩んでいる方
この記事を執筆している私が言うのはおかしな話だと思いますが、もしこの記事を読んでいるあなたが飼っているうさぎの調子が悪くなり悩んでいて、この記事に辿り着いたのだとしたら、今すぐこの記事を閉じて動物病院に行きましょう。
うさぎはとても弱い動物です、症状や病気をインターネットで検索したり、悩んでいるその数時間が命取りとなります。うさぎさんは自分で助けを求める事ができませんし、病院に行くこともできません。
なので、一緒に生活しているあなたが『何かいつもと違う・・・』とうさぎさんのサインを感じたならすぐに行動してください。今、助けてあげられるのは飼い主さんのあなたしかいないのです。
なぜそんなに『早く病院に行け』と言うのかは、次の章で体験談を織り交ぜながら解説していきます。
胃拡張についての体験談から早急に対処することの重要性を理解しよう
先日、ツイッターのフォロワーさんの中で、うさぎの体調が悪く胃拡張になってしまった。という方がとても有益なツイートをしていました。
そこで、本日は胃拡張とうっ滞について、症状の違いと対策方法を解説していこうと思います。
これから紹介するフォロワーさんは、実際に胃拡張になるまでの症状と、なった後の対応までをまとめてくださっていたので、その文章の一部を紹介します。
前日まではなんともなかったのですが、翌朝起きると元気が無く、座ったまま動かくなっていました。心配して大好きなおやつをあげてみても見向きもしない。
次第に落ち着きがなくなり、鼻息は荒くなり歯ぎしりもしていました。
というような症状だったようです。
うさぎが歯ぎしりをするということは、極度のストレスを感じている時にしかしません。
痛かったり、苦しかったりしていた事がわかりますね。
この続きがこれを読んでいる皆さんにとって一番大事なポイントで、
『明らかにおかしかったので予約が一杯だったけど速攻うさぎ専門の病院へ行き診察をしてもらう』
という行動です。
このツイートをされていたフォロワーさんは、うさぎへの理解がかなりある方なので、こうして早めに対処できたのが助けてあげられたポイントでした。
今ではその対応の甲斐もあり、回復してくれたそうなので本当によかったです。
今回の体験談からわかることは『判断が早かったことで助けられた』というのが分かったと思います。
それが例えば、うさぎを飼うのが初めてだったりして経験がないと『まぁとりあえず2、3日様子をみて、、、それでも元気がなかったら病院にいこう』って感じで様子を見たりしてしまうかもしれません。
他には自分で症状をネットでググったりすると思います。でもその行動の遅れで手遅れになっちゃったりする場合もあるので、このフォロワーさんがした対応をみなさんもお手本にして、少し具合が悪そうだったら病院で診てもらうようにしましょう。
例えいつも行く動物病院が予約で一杯だったとしても、他の動物病院に連絡を取りまくってでも早めに対処してもらうのがベストです。先輩うさ飼いさんのこのような実体験は本当に勉強になります。
とにかくあなたのうさぎさんがこの体験談のような症状になっていたら今すぐに病院に行ってくださいね。焦らすようですが、急患で診察してもらえる場所を手当たり次第に電話して『なるべく早く』が重要という事を解説しました。
Twitterにはこのような参考になるフォロワーさんがたくさんいらっしゃるので、やっている方はフォローすると勉強になります。面倒だからやっていないという方もアカウントだけ作って、フォローをしておくだけでうさぎについての話だったりかわいい写真が毎日アップされるので、ツイートをしなくても見ているだけで楽しく学べますね。
胃拡張とうっ滞の違いを解説
それでは次に胃拡張とうっ滞で、うさぎの身体にどのような違いが出てくるかを解説していきます。
✔︎胃拡張の症状
・ご飯を全く食べない、水も飲まない、うんちが出ない、苦しそうにしている、鼻息が荒い、お腹に手を当てると硬くなっている。
✔︎うっ滞の症状
・ご飯を食べようとするが食べないor少し食べる、水は飲む、うんちはめっちゃ小さいのが数粒でる、姿勢をしばしば変えていて苦しそう、お腹が見てわかるくらい凹んでいる、全体的にゲッソリしてボサボサな見た目になる。
こうして比べてみると違いがあまりないことがわかります。誰でもわかりやすく大きく違う点は、お腹の張り具合かなといった感じですね。
この違いだけで一般人が判断するべきではないと思うのですが、こんな症状の違いがあるというのは覚えておくといいですね。
胃拡張とうっ滞の対処方法の違い、対応を間違えると危険な理由。
前の章で解説をした症状別に、それぞれ対応方法が違うのでそこを解説していきます。
胃拡張の症状に近かった場合
胃拡張の場合に、強制給餌などをすると、内臓が圧迫されて死に至ることがあるので絶対にNGです。進行が早い場合は、数時間で手遅れになってしまう事があるので様子をみようとせず、1分でも早く動物病院に行く事が肝心です。
うっ滞の症状に近かった場合
ペレットやチモシーを新しいものに入れ替えて食欲を誘ってみたり、強制給餌や、好きなおやつ(糖分がないもの)・ヘアーボールリリーフなどを与えて、食べるようであれば少し様子をみるといいです。
さらに、部屋んぽをして身体を動かす事で腸の働きが活発になり、ウンチが少しずつ出るようになる場合もあります。
動くようになれば自力で治ったりすることも良くあるので、その辺りは少々経験が必要ですね。慣れてくると感覚でわかるようになってきます。
こうして比較してみると、初心者の方が対処するにはかなり危険ですよね。間違った対処をして取り返しのつかないことにならないように、獣医さんと相談しながら適切に対処してあげるのが理想だと感じました。
最後に
今回は、うさぎのかかりやすい病気について深掘りしていきました。
飼っているうさぎさんが元気がないことに悩んでいて、この記事に辿り着いたという方は決してひとりで悩まずにまずは動物病院に相談しましょう。
『どんなに知識や経験がある方でも、この病気は防げない』獣医さんが苦笑いしながら言っていました。病気になってしまうのは、あなたのせいじゃありませんよ。とも言ってくれました。
私の飼っているうさぎも胃拡張で危ない思いをした事があり、自分を責めそうになった時に先生からこう言われて救われました。
読者さんのうさぎさんが、これからも元気でいられるようにと願いながら、今後も知識を共有していきますので、引き続きよろしくお願いします。
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